メンバーは、 赤塚謙一 tp、山田丈造tp、忍田耕一 tb、 中山拓海 as、竹内 直 ts、田中邦和 bs、 魚返明未 p、大塚義将 b、吉岡大輔 ds
1曲目は、Horace Silverの作曲で THE JODY GRIND
魚返明未(p)のファンクな感じのピアノソロから始まり、厚いアンサンブルが軽快に曲を奏でます。
竹内直(ts)のソロも軽快なリズムで開始し、徐々に息の長い熱いフレーズを繰り広げていきます。 山田丈造(tp)のソロはハードバップらしい、かっこいいフレーズをどんどん決めていきます!
2曲目は、John Lewisの作曲で、 TWO BASS HIT
軽快なテンポのアレンジで始まり、中山拓海(as)のアルトは、高速リフを繰り広げ、変転して息の長いフレーズで聴かせます!
田中邦和(bs)のバリトンソロがハードボイルドタッチでカッコイイフレーズを繰り広げます。
吉岡大輔(ds)のドラムが、いかにもビックバンドのドラミングでよく歌います。 ブレークが入ってカッコイイエンディングへ!!
3曲目は、BENNY GOLSON 作曲の A LONG COME BETTY
吉岡大輔(ds)の軽妙なブラッシングで曲は開始し、アンサンブルがゴルソンの曲らしいカッコイイハーモニーを聴かせます。 赤塚謙一(tp)の明るい温色で歯切れの良いブルージーなソロ!!
忍田耕一(tb)のめざましいラインで歌いまくるソロ!!
魚返明未(p)のピアノがころころ転がるシングルトーンで、美しいソロを繰り広げ、それは息を呑むほど高まり、徐々に沈潜していき、ひっそりと静かにエンディングを迎えます。
4曲目はClifford Jordan の作曲で VIENNA
トランペットがテーマを斉唱し、サックスが絡むように加わり、リズムセクションが寄りそい、 金管群と、サック群が対比したアンサンブルで叙情的なテーマを繰り広げていきます。
魚返明未(p)のピアノが、右手の輝かしいきらめきを見せるサウンドの美しいソロを繰り広げます。 ピアノのきらきら輝くサウンドが場内に広がります!!
田中邦和(bs)のバリトンが、息の長いフレーズで、じっくり、しっとりした歌を聴かせます。
赤塚謙一(tp)のアクセントが素晴らしい!!
アンサンブルは、叙情的なテーマに戻り、 竹内直(ts)のソロがゆったり開始され、次第にヒートアップして、高音の泣き叫ぶような激しいソロへと燃え上がります。
吉岡大輔(ds)のドラムがあおりに煽ります。
5曲目は、アントニオ・カルロス・ジョビン作曲の ZINGARO
竹内直(ts)のテナーがそっとテーマを提示して、リズムセクションがボサノバリズムで寄りそい、忍田耕一(tb)のトロンボーンがテーマをソフトに歌い、アンサンブルが柔らかいコーラスを開始していきます。
大塚義将 (b)の美しい音色のベースソロが美事に聴かせます。
ラージアンサンブルでの美しいハーモニーのボサノバの気持良い響きに包まれます。 トロンボーンとテナーによる美しいテーマが泣かせます。 アンサンブルは徐々に厚く展開し、バンドは全開で鳴り響き圧巻のエンディングへ突入しました。
6曲目は、デューク・エリントンの ROCKIN’ IN RHYTHM
竹内直(ts)のクラリネットが軽快なリズムで曲を開始し、アンサンブルがエリントンらしいカラフルなサウンドでテーマを開始します。
ジャングルリズムの吉岡大輔(ds)のドラミングにのった竹内直(ts)のクラリネットソロ!!
田中邦和(bs)の飛び跳ねるようなフレーズのスインギーなフレーズのバリトンソロ!!
中山拓海(as)もアルトがじっくり歌い上げていきま、フレーズはリズミカルに展開し、次第に熱をおび圧巻のフォルテッシモ!!
ハイノートを決めるトランペットのアンサンブルが決まります。 そして、全員一丸となったゴージャスなサウンドのエンディング!!
2セット目は 1曲目は、マッコイ・タイナー作曲の PERESINA
ちょっとアップテンポに曲は開始し、 魚返明未(p)の目も覚めるような鮮やかなピアノソロ!!
吉岡大輔(ds)のびしばし決まるスネアのアクセントがカッコイイ!!
重厚なアンサンブルがテーマを繰り広げます。分厚いハーモニーが印象的!! 吉岡大輔(ds)を中心にリズムセクションが次第に白熱化していきます。
忍田耕一(tb)のトロンボーンがビターなラインで歌いまくります!
竹内直(ts)のテナーソロが縦横無尽に広がり、テナーが歌い叫んで、次第に燃え上がっていきます。
吉岡大輔(ds)のドラムのビートが厚くプッシュし続けます。 アンサンブルの分厚いハーモニーに乗って、吉岡大輔(ds)のスピード感溢れ、乾いた音色でびしびし決まる豪快なドラムソロ!!
2曲目は アントニオ・カルロス・ジョビン作曲の イパネマの娘
管楽器の斉唱から始まり、そこリズムセクションが入ってきます。
赤塚謙一(tp)のホルンの美しい音色が印象的です。
忍田耕一(tb)と竹内直(ts)がテーマを美しく奏でます。 山田丈造(tp)のトランペットソロがリリカルなラインを深い呼吸でしっとりと歌い上げます。
忍田耕一(tb)が明るい音色でじっくり歌い上げます。 このアンサンブルで聴くボサノバのハーモニーの心地よさ!!
3曲目は、ホレスシルバー作曲の NICA’S DREAM
竹内直(ts)がエチオピアテイストでと語ってから、曲は開始します。 アーシーな感じでリズムセクションが曲を開始し、 アンサンブルがエスニックな感じ(エチオピアテイスト?)のハーモニーで入っていき、 トランペットがテーマを斉唱します。
ここで、赤塚謙一(tp)のトランペットがメロウな音色で魅力的なフレーズを繰り出し、鋭いハイノートもまじえて次第にヒートアップしていく圧巻のソロ!!
中山拓海(as)のアルトソロが淀みなく流麗なラインのフレーズを繰り出し、そこから予想外の展開にすすみ、縦横無尽なソロは、アルトが歌い叫ぶエモーショナルな圧巻のソロ!!
吉岡大輔(ds)の小気味よい目も覚めるようなドラムソロ!! 厚いアンサンブルもヒートアップしていき、 大塚義将 (b)の重く硬質なサウンドのめざましいベースソロが聴かせます。
4曲目は CHARLE MINGUS 作曲の BETTER GIT IN YOUR SOUL
田中邦和(bs)のバリトンがまず熱い曲の冒頭のリフを繰り広げ、 アンサンブルがミンガスサウンドの分厚いテーマを繰り広げます。
大塚義将 (b)のベースが強く弦を弾いて、太く力強い音色でソロを開始します。圧倒的な指さばきの圧巻のソロ!!
田中邦和(bs)のバリトンの厚いラインにバンドは燃え上がります!! すさまじいアンサンブルから、手拍子に乗って、竹内直(ts)のソロが燃え上がっていき、テナーが泣き、叫び、歌いまくる圧巻のソロ!!
吉岡大輔(ds)のドラムがバンドを煽る煽る!! 最後はバンド全体がすさまじい盛り上がりの圧巻のエンディング!!
5曲目は、バラードの I’VE NEVER BEEN IN LOVE BEFORE
美しいハーモニーでアンサンブルはテーマを開示し、 山田丈造(tp)のトランペットが輝かしい音色でソフトに美しい旋律を紡ぎ出していきます。 竹内直(ts)のクラリネットと赤塚謙一(tp)のホルンが優しく絡みます。 山田丈造(tp)のソロは絶唱し、圧巻のカデンツアを奏でます。
6曲目は、 IT DON’T MEAN A THING (IF IT AIN’T GOT THAT SWING)
魚返明未(p)のピアノが、良く転がるシングルトーンの美しいソロ!!輝かしくきらめく音色の美しいソロは次第にダイナミックに展開します。
吉岡大輔(ds)の巧みなブラッシュワーク!! アンサンブルが全開でスイングして楽しいテーマを展開していきます。
中山拓海(as)のアルトソロがフレーズをめざましく繰り出し、ここでも予想外の展開に突入し、飛翔していき、緩急自在のソロを決めます!!
吉岡大輔(ds)のドラムが煽る煽る!! 竹内直(ts)のテナーが太い音色でソロを開始し、吉岡大輔(ds)のドラムとのインタープレイになります。 両者のプレイに手に汗握る展開となり、竹内直(ts)が次第に白熱化していき、燃え上がります!!
アンサンブルはフルトーンでテーマを咆吼してエンディング!!
聴衆の熱い歓呼の声に応えて、
アンコールは、黒人霊歌 JUST A CLOSE WALK WITH THEE
汝のおそばを歩ませてくださいといった詩です。
忍田耕一(tb)のプランジャーを効かせたトロンボーンが歌います。
山田丈造(tp)の渋い音色の熱いトランペットソロ! トロンボーンとトランペットが熱く絡んでいきます。 ここで、テンポアップしてアンサンブルは、ディキシーランドジャズのようなサウンドで燃え上がって曲は圧巻のエンディングを迎えました。
あっという間の2ステージでしたが、名曲満載で、素晴らしいメンバーの目の覚めるようなソロと楽しく熱いアンサンブルを満喫した一夜となりました。 素晴らしいオーケストラサウンドでした!!
0 件のコメント:
コメントを投稿