2019年1月12日土曜日

中島朱葉(as)カルテット 北島佳乃子(p)、小杉敏(b)、広瀬潤次(dr)@町田Nica’s

1月11日は、町田Nica’sで中島朱葉(as)カルテットを聴いてきました。
メンバーは、北島佳乃子(p)、小杉敏(b)、広瀬潤次(dr)


1曲目はハンク・モブレー作曲 THIS I DIG OF YOUかな?
中島朱葉(as)のほとばしるアルト!
北島佳乃子(p)のかっこいいピアノ
広瀬潤次(ds)のドラムのアクセントが凄い
メンバー同士の4小節効果もスリリングな展開!!


2曲目は、ジョニー・マンデル作曲のバラードで エミリー
中島朱葉(as)のアルトの美しいバラードテーマから始まり、ここでの北島佳乃子(p)ピアノ伴奏がまた魅力的!
ここに広瀬潤次(ds)と小杉敏(b)が加わり音楽が広がり展開します。
中島朱葉(as)のしっとりした呼吸のアルトは素晴らしい。
なんといっても小杉敏(b)と広瀬潤次(ds)という最高のリズム隊が聴かせます!!
北島佳乃子(p)の味わい深いピアノソロ!
小杉敏(b)のいぶし銀のソロに聴きいります。
3曲目はボサノバでアントニオ・カルロス・ジョビン作曲のノーモアブルース
ドラムのイントロはあれカリプソかと思いましたが、軽やかなサンバリズムを美事に刻みます。
中島朱葉(as)がテーマを軽くリズミカルに奏で、ドラムとアルトだけでソロがヒートアップし、そしてピアノとベースがここに加わり音楽が広がります。
北島佳乃子(p)のリズミカルなピアノ演奏が小気味よい!!美しいフレージングのソロ!!
この北島佳乃子(p)のピアノは粋だなーと痛感しました。


広瀬潤次(ds)のドラムがかっこよく決めて空間を熱くしていきます。
中島朱葉(as)のアルトが徐々にリズムが白熱していって、圧巻にエンディング!!
4曲目は美しいピアノのイントロから始まる Body and Soul
アルトがテーマをじっくりと聞かせます。
小杉敏(b)の深く美しいベースソロが素晴らしい!


北島佳乃子(p)のピアノソロはシンプルなラインで始まりじわじわと広がる魅力的なフレーズが奔流のようにわき出ます!!
広瀬潤次(ds)のブラッシングが心に沁み入ります。
中島朱葉(as)のアルトが深く心に染みるように歌い上げていき、次第に呼吸が高まり、圧巻の深まりを見せます。そしてカデンツアの息を飲む美しさ!!
5曲目は、Charlie Parkerのビバップナンバーで CHASIN’ THE BIRD
中島朱葉(as)が軽やかにテーマを開始して、次第に熱を帯びてソロは白熱していき,目を見張る高速のフレーズを繰り出していきます!!これには唸りました!!
北島佳乃子(p)のピアノソロも見事なグルーヴ感たっぷりの鋭いソロです。
小杉敏(b)のベースソロが小杉節全開の唸るソロ!!
そして広瀬潤次(ds)の圧倒的なドラムソロに、、、スネアがビシビシ決まり、シンバルが空間を切り裂いていき、聴衆を熱くしていきます。


5曲目は、スタンダードで ALL THE THINGS YOU ARE
中島朱葉(as)のアルト単独でテーマに入って、ピアノがそっと加わり、北島佳乃子(p)のソロが徐々に熱く展開し、あれはあれよと美事なフレーズを繰り出しゾクゾクする魅力を聞かせます。ここでの北島佳乃子(p)はめざましいブロックコードや歯切れよいオクターブと大技小技を取りまぜて圧倒的に聴かせます!!


そして中島朱葉(as)のアルトが縦横無尽に美事なソロを繰り広げます。
そして小杉敏(b)のソロがまたまた美しい!!
2セット目は、中島朱葉(as)のオリジナル作品で 雪のワルツ。去年の冬に作曲したそうです。
ワルツリズムに乗って中島朱葉(as)がリリカルに透徹としてテーマを奏でます。
小杉のベースがまたこれまた美しい。
中島朱葉(as)の透明感あふれるアルトサウンド。北島佳乃子(p)が寄りそうように、クリアな美しいフレーズを繰り広げます。
中島朱葉(as)のソロがリリカルなサウンドから徐々に加熱して雪をも溶かす熱いサウンドに!!


3曲目、I’VE NEVER BEEN IN LOVE BEFORE
中島朱葉(as)が、たおやかにお馴染みのテーマを開始し、目まぐるしく繰り出す魅力的なフレーズ!!
北島佳乃子(p)のピアノソロも熱い展開で軽やかに転がるシングルトーンから美事なグルーブのブロックコードを巧みに決め、ソロは高みに至ります!!
小杉敏(b)のベースソロがまたまた聴かせます。
広瀬潤次(ds)のスネアとシンバルが煽る煽る!!
3曲目は、ベニー・ゴルソン作曲の I REMEMBER CLIFFORD
昨年、広瀬潤次(ds)がベニー・ゴルソンと共演した話題から、中島朱葉(as)がこのトランペット向きの曲を取り上げる意味を音楽で聴かせます。
中島朱葉(as)の静かなテーマから開始して、心に響くような深い呼吸のアルトソロを繰り広げます。
北島佳乃子(p)のここでのピアノの伴奏が美しくセンスよく響きます。
ピアノソロは、美しいメロディーのフレーズが淀みなくあふれ出て、ため息を飲む展開です。
小杉敏(b)の重厚なベースサウンドと広瀬潤次(ds)の繊細なブラッシュワークはため息をつくようです。

4曲目は北島佳乃子(p)のカッコイイピアノのイントロから始まる、バリー・ハリス作曲のナシメント
中島朱葉(as)のリズミカルなソロがまた次第に白熱していき熱く上下降する美事なフレージング!
広瀬潤次(ds)の軽やかなリズムがカッコイイドラム!スネアがビシバシ決まり、シンバルが空間を切り裂いて行ます!!
中島朱葉(as)のアルトの手に汗握る展開のソロは最大限に高まり、圧巻のエンディング!!
5曲目は、WHAT’S THIS THING CALLED LOVE
中島朱葉(as)のアルトが単独でテーマを奏で、ベースとシンバルとピアノが曲にそっと入っていき,大きく展開します。
中島朱葉(as)のアルトが意表を突いた展開のソロで、ここから一気に熱を帯び白熱して超速フレーズをぐんぐん繰り出して圧巻のソロを決めます。
広瀬潤次(ds)のドラムがここでも煽る煽る!手にに握る展開です。
そして北島佳乃子(p)のピアノがめまぐるしく魅力的なフレーズをぐんぐん繰り出してきます。聴かせるピアノです!!
そして広瀬潤次(ds)のドラムソロ!!確実なビートにエッジの効いたスティック!!空間を鋭く切り裂くシンバルの響き!!


聴衆の歓呼の声に応えてアンコールはバイバイブラックバード!!
中島朱葉(as)の軽やかなテーマ開始からソロを展開していきます。ここでもじっくりじっくり歌い上げ深い呼吸で音楽を聞かせます。
北島佳乃子(p)のピアノがまたこれまた次々に魅力的なフレーズを繰り出し、唸らせます。
そして小杉敏(b)の美事な小杉節のベースソロ!!じっくり歌いあげていきます。

あっという間の2ステージでしたけども超豪華リズムセクションに乗った中島朱葉(as)の圧巻の演奏を堪能しました。







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