2019年2月25日月曜日

辛島文雄TRIBUTE SPECIAL NIGHT。池田 篤(Sax)岡崎好朗(Tp)岡崎正典(Sax)板垣光弘(P)井上陽介(B)奥平真吾(Ds)@新宿ピットイン

2月24日新宿ピットインで辛島文雄さんの命日(三回忌)に
辛島文雄TRIBUTE SPECIAL NIGHT。池田 篤(Sax)岡崎好朗(Tp)岡崎正典(Sax)板垣光弘(P)井上陽介(B)奥平真吾(Ds)
を聴いてきました。


井上陽介(B)と奥平真吾(Ds)は、辛島文雄(p)とのトリオで一時代を築いたリズムセクションです。
私もこの時代の辛島文雄(p)トリオの演奏は一つの頂点だったと思っています。
それに、辛島文雄と長く共演されてきた、池田 篤(Sax)岡崎好朗(Tp)岡崎正典(Sax)の豪華サックス陣が加わります。
そして、ピアノには、辛島文雄に師事していた、今乗りに乗ってる板垣光弘(P)が座ります。
曲目は
1セット
1.MY FAVORITE THINGS(リチャード・ロジャース作曲、オスカー・ハマースタイン2世作詞)
2.TONY WILLIAMS(辛島文雄作品)
3.JEANNINE (デューク・ピアソン作品)
4.DETOUR AHEAD(Herb Ellis, Johnny Frigo, and Lou Carter.作品)
5.OPEN THE GATE(辛島文雄作品)

セット間では、ステージにスクリーンが広げられて、辛島文雄さんの在りし日の懐かしく珍しい写真がスライドショーで上映されました。
2セット
1.QUIET MOMET(辛島文雄作品)
2.LIKE BLUES FOR J.D.(ジャック・ディジョネット)(辛島文雄作品)
3.IT MIGHT AS WELL BE SPRING(ロジャース&ハマーシュタインJr作品)
4.HOW LONG HAS THIS BEEN GOING ON(George and Ira Gershwin Song Book 作品)
5.GINGERBREAD BOY(Jimmy Heath作品)
聴衆の熱狂に応えて
アンコールは
ROUND ABOUT MIDNIGHT(Thelonious Monk作品)
ライブはMY FAVORITE THINGSを三管の美しい斉唱で初められました。
奥平真吾(ds)のスネアの張り詰めた切れ味と空間を切り裂くシンバルワークに圧倒されるドラミング!!
井上陽介(b)の太い音色でグルーブ感溢れるリズムを刻み、縦横無尽に歌うベース!
板垣光弘(p)の小気味よくころころ転がるシングルトーンから次第に音楽が拡大し、輝きに満ちてダイナミックなサウンドを表すピアニズム!
池田篤(as)のいぶし銀の音色で、次から次へと繰り広げられる美しいラインに圧倒されます。
岡崎正典(ts)の確信に満ちたテナーサウンド。朗朗と歌い上げるかと思うと目もくらむようなフレーズを繰り出してきます。
岡崎好朗(tp)の輝かしい音色でリズミカルに歌い、時にダイナミックなアタックで強烈なラインを刻むトランペット!!
それぞれのミュージシャンの辛島文雄さんへの深い思いが伝わるような演奏でした。
板垣光弘(p)のピアノソロの場面では、奥平真吾(ds)の強力なドラミングと井上陽介(b)のグルーブ感溢れるベースに反応してダイナミックで華麗なフレーズを繰り出す様子は、ふっと往年の辛島文雄トリオを思い起こさせられました。
池田 篤(Sax)岡崎好朗(Tp)岡崎正典(Sax)の三管の美しいユニゾンとハーモニーに聴きいり、それぞれの火の出るようなソロに魅入られました。そこに奥平真吾(ds)の強烈なドラミングが煽りに煽ります。
この新宿ピットインの空間に辛島文雄さんがいらっしゃるような熱気をミュージシャン、観客とも感じたような演奏でした。
あっという間の2ステージでしたが、最高のリズムセクションと豪華フロント陣の圧巻の演奏に堪能したライブでした。

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