2010年4月17日土曜日

巨匠コナリーの「ハリー・ボッシュ」シリーズ最新作登場!!

私が、現在最も敬愛するミステリー界の巨匠「マイケル・コナリー」の「ハリー・ボッシュ」シリーズの最新作
エコー・パーク(上)(下) 著者: マイケル・コナリー  
翻訳者: 古沢嘉通  講談社文庫
http://shop.kodansha.jp/bc2_bc/search_view.jsp?b=2766272

が4月15日に発売されました。実は、twitterで「ハリー・ボッシュ」シリーズの新作がなかなかでないと呟いたら翻訳の巨匠「 古沢嘉通」氏から、今日発売と教えてもらったのですが。「 古沢嘉通」氏がtwitterやってることも知らなかっので、iPhoneの画面にretweetのメッセージが出たのにびっくり!
ご存じの通り、ハリー・ボッシュはロス市警の殺人課刑事。本の帯にも警察小説とありますが、それで終わるわけではありません。ハリー・ボッシュは組織の中で、徹底的に罪と罰と真実を追い求める孤高の騎士であり、現在唯一、フィリップ・マーロウを正当に継承する男なのです。
私にとっては、現代ハードボイルド界の最高峰作家がマイクル・コナリーであり、最高の探偵がハリー・ボッシュなのです。
ハメット、チャンドラ−、ロス・マクドナルド・ドナルド・E・ウエストレイクに続くのは、結局大きなブランクの後、マイクル・コナリーとなりハードボイルドの山脈の新たな頂となって光輝いています。
もう12作目となる「ハリー・ボッシュ」シリーズですが、当初は非常に優れたハードボイルド小説を、プロの職人芸で鮮やかに描いているといった印象でした。それが、ハリー・ボッシュがロス市警を追われて、私立探偵として裏町を野良犬のように彷徨いながら真実と正義を求めていくことになったあたりからマイクル・コナリーにハードボイルドの神が乗り移ったかのような新たなハードボイルド世界が生まれたようです。「夜より暗き闇」「暗く聖なる夜」「天使と罪の街」と永遠にミステリー史上に残る傑作が次々に発表され、その度に私は狂喜乱舞でした。
そのハリー・ボッシュがロス市警に乞われて復帰し、かつての最高のパートナー「キズミン・ライダー」女性刑事とともに、コールドケースを専門に手がけるようになりました。これが読まずに死ねるかという最新作「エコー・パーク」はロスでの13年間前の少女殺人事件にハリー・ボッシュがまた全てを捧げてのめり込んでいくという展開らしいです。(まだ10ページしか読んでいません)
以下、現在最高の翻訳作家「古沢嘉通」氏のもうひとうつのあとがき。
http://shop.kodansha.jp/bc/bunko/afterword/page02.html

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