2019年4月27日土曜日

坂野尚子(fl)&塩川俊彦(gt) @JAZZ POLKADOTS

4月24日は、坂野尚子(fl)&塩川俊彦(gt) @JAZZ POLKADOTSを聴いてきました。


1曲目は、The Gentle Rain
塩川俊彦(gt) のギターの繊細なつま弾きから始まり、
坂野尚子(fl)の叙情的なフルートが聴かせます。
2曲目は、East Of The Sun (And West Of The Moon)
リズミカルなアクセントの効いた塩川俊彦(gt) のギターのイントロから軽快に開始し、坂野尚子(fl)のフルートが揺れるようにリズミカルなラインでわき出るフレーズを繰り出して行きます。


塩川俊彦(gt) の美しいコードワーク!!
3曲目は、Israel
ビル・エバンスの演奏で知られる名曲を塩川俊彦(gt) が選択。
アブストラクトなフルートとギターのサウンドがふっと収斂しておなじみのテーマを坂野尚子(fl)のフルートが叙情的に奏で、熱い展開のソロを聴かせます。
塩川俊彦(gt) のギターソロもコードワークに美しいシングルトーンが美事に決まります。


4曲目は、Quiet Now (Denny Zeitlin作曲)
塩川俊彦(gt) の和音が美しき響くイントロから、坂野尚子(fl)のフルートがじっくりバラードを歌い上げます。
塩川俊彦(gt) のメロディアスなソロも聴きものです。
5曲目は、Have You Met Miss Jones
塩川俊彦(gt) のリズミカルなコードワークでいかしたイントロが始まり、
坂野尚子(fl)のフルートが楽しげにはずむ豊かなラインのソロ!!
塩川俊彦(gt) のコードワークにオクターブも絡めたわくわくさせるようなソロ!!

2セット目
1曲目は、Bibi's Mood(Nicolo Stilo作曲)
塩川俊彦(gt) の低弦を聴かせた焦燥感をかき立てるようなかっこいいイントロ!
坂野尚子(fl)のフルートがクールにめくるめく展開のフレーズを奏でます。
2曲目は、Swingin` Shepherd Blues (Moe Koffman作曲)
いきなり坂野尚子(fl)のフルートがテーマから入り、美事なラインがつぎつぎに繰り出され,跳躍していきます。
塩川俊彦(gt) のブルージーなギターソロが圧倒的です。
3曲目は、Time Remembered (Bill Evans作曲)
坂野尚子(fl)のゆっくりしたテーマ開示から静に豊かに歌うフルート!
塩川俊彦(gt) の美しいサウンドのギターソロ!!
4曲目は、YOU MUST BELIEVE IN SPRING( Alan & Marilyn Bergman 作詞・Michel Legrand作曲)


坂野尚子(fl)がアルトフルートを取り出します。
深い響きのテーマを美しく歌い上げ、アルトフルートの深く美しい音色で、激しい感情を秘めて、しっとりとしたソロを歌い上げ、感慨深く聴かせます。


塩川俊彦(gt) の優しい響きのこぼれるようなギターソロ!!
5曲目は、I Mean You (Thelonious Monk作曲)
いきなり、強烈で鋭いモンクサウンドのテーマで開始し、坂野尚子(fl)の目まぐるしく上下降で躍動するラインのフルートソロ!
塩川俊彦(gt) のギターも躍動し、すさまじいコードワークを繰り広げます、
ここでの坂野尚子(fl)と塩川俊彦(gt) の丁々発止のインタープレイも聴きものでした。
アンコール
YOU DON’T KNOW WHAT LOVE IS (Gene de Paul / Don Raye)
フルートのインプロが空間に音を放ちどこに着地するのだろうかと思っていると、この名曲の美しいメロディーが浮かび上がります、しっとりと吹き始めるソロは熱く展開し凄絶ともいえる美をたたえていきます。
塩川俊彦(gt) のシングルトーンのギターが息を呑む美しさのソロを奏でます。



さらに、
Straight, No Chaser (Thelonious Monk作曲)

坂野尚子(fl)のフルートが、グルービーなテーマでいきなり開始し、自在にフレーズが跳躍していきます。
塩川俊彦(gt) のギターがリズムに乗ってエッジの効かせたコードワークにオクターブも交えた熱いソロで会場を沸かせます。
二人の相互に触発し反応し合う四小節交換も絶品です。
あっという間の2ステージでしたが、フルートとギターのデュエットとは思えないほど深い音楽の熱いステージを堪能しました。

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