2009年4月25日土曜日

A reencounter with the old friend

おそらく、30年ぶりだろう。ハヤカワミステリマガジン6月号を買いました。
「特集ウェストレイクを忘れない」のためです。
D.E.ウェストレイクが12月メキシコで客死していたのを知らなかった。
現役の作家では、最も好きな作家だったのに。
D.E.ウェストレイクとしても、タッカー・コウとしても、大好きだったけれど、なんといっても、作家リチャード・スタークが素晴らしかった。
悪党パーカーシリーズのハードボイルドの本質をえぐる悪漢小説作家としての手腕の冴え!!
パーカーの信念にみちた悪党の矜持。ご存じのように、悪党パーカーシリーズはハヤカワポケットミステリーやハヤカワミステリー文庫、角川文庫で出版されていて、一時かなり入手不能な時期があり、探し回りました。自由が丘の今は無きマニアックな古書店では、かなりのプレミアがついていたけれど、喜んで買ったな。そして、1970年代に悪党パーカーシリーズ「殺戮の月」を発表してから20年以上新作が発表されず、パーカーは消えたのかと思っていました。それがメル・ギブソン主演で「人狩り」のリメイク作品映画「ペイ・バック」が発表されるのに合わせように、1997年ついに「エンジェル」で悪党パーカーは復活し、狂喜しました。その後も「ターゲット」「地獄の分け前」「電子の要塞」と順調に発表され、老いてますます盛んな筆の冴えに喜んでいたのに。名翻訳家、木村二郎氏のエッセイも良かった。そして敬愛する日本のハードボイルド界の第一人者矢作俊彦氏がエッセイを書いています。おお、なんと矢作氏も悪党パーカーシリーズの大ファンだったのか!!
何と今号からハヤカワミステリマガジンに、矢作俊彦+司城志朗作品で「悪党パーカー」オマージュとして「犬なら普通のこと」の連載が始まりました。沖縄を舞台にした悪漢小説シリーズの誕生に乾杯!!
そして、もう一つの再会が4月21日L.A.であったようです。
JEFF BECKのUSAツアーも半ば過ぎかな、El Rey でのJEFF BECKのコンサートに何とROD STEWARTが乱入しました。そして、PEOPLE GET READY とAin't Superstitious(41年ぶり)の二曲を歌いました。





よく見えないけれど、もしかしてJEFF BECKの目に涙?
旧友再会の感動のシーンです。

0 件のコメント:

コメントを投稿